産地は入口。最後は、一本ごとの個性へ。
スコットランド、アイルランド、アメリカ、日本、台湾。国のラベルだけで味を決めつけない、図鑑の歩き方です。
国や地域から探すことは、ウイスキーを知る楽しい入口です。ただし、同じ国のウイスキーが、すべて同じ香りを持つわけではありません。当サイトでは、産地の分類を使いつつ、個別の商品の説明を読むことをおすすめしています。
スコットランドは、地域まで見てみる
図鑑には、スペイサイド、ハイランド、アイラ、スカイ島の銘柄を登録しています。たとえば、グレンフィディックの公式説明には果実の香りが登場し、アードベッグの説明は煙や柑橘の個性を紹介しています。
一方で、地域名だけから味の強さを数値化することはできません。ラベル上の地域を、筆者の実飲評価の代わりに使うこともありません。
アイルランドとアメリカは、製法にも注目
ジェムソンの国内公式説明では、ポットスチルウイスキーとグレーンウイスキーを3回蒸溜してブレンドすることが紹介されています。メーカーズマークは、ライ麦の代わりに冬小麦を用いることを特徴としています。
これらは個別のブランドが示す製法であり、国全体の製法を一つにまとめるものではありません。気になった銘柄の説明を読み、原料や蒸溜、熟成の違いを見つけてみましょう。
日本のブランドと、原酒の原産国は分けて考える
日本のブランドが扱う商品でも、すべての原酒が日本産とは限りません。図鑑の「日本」という分類はブランドの国を含み、ジャパニーズウイスキーの表示基準に適合すると判断した表示ではありません。
ニッカ フロンティアは、公式が余市のヘビーピートモルトをキーモルトとして紹介しています。その情報と、原酒すべての由来の確認は別のこととして扱っています。
台湾のカバランも、一本の説明から
カバランの欧州公式紹介では、花や南国の果実、バニラを思わせる風味が説明されています。台湾の気候だけから味を推定するのではなく、まずはその商品について示された情報を手がかりにしてください。
参照した公式情報
それぞれの詳細ページにも、商品単位の出典と確認日を掲載しています。
