同じアイラでも、違う個性。煙の香りを比べる。
ボウモア12年、アードベッグ10年、ラガヴーリン8年。公式説明を手がかりに、アイラのシングルモルトを比較します。
「アイラのウイスキー」と聞いて、煙の香りを思い浮かべる方もいるでしょう。ただし、産地が同じだからといって、味わいまで一つにはまとめられません。ここでは3つのブランドの公式説明から、比較の手がかりを探します。
ボウモア12年:煙と果実の組み合わせ
国内の公式商品情報では、ドライなスモーキーさと、やわらかい果実の印象の調和が紹介されています。煙だけに注目せず、果実の香りとの組み合わせを知りたいときの候補になります。
これは、煙の強さが何点という意味ではありません。筆者の評価は未登録であり、他の銘柄より弱い・強いという数値上の比較はしていません。
アードベッグ10年:煙の中にある柑橘の表情
アードベッグの公式説明には、ピートの煙とともにレモンやライム、果実の甘さ、エスプレッソのような余韻が登場します。煙と柑橘の両方が気になるなら、説明を読み比べてみる価値があります。
10年という年数のほか、参照した英国公式仕様では46%で、冷却ろ過を行わない製品です。購入時は販売市場やロットの表示をご確認ください。
ラガヴーリン8年:茶葉を連想させる煙
公式説明は、茶葉を思わせるスモークと海辺を連想させる香り、甘み、軽やかさからオイリーさへ変わる質感を挙げています。煙という同じ言葉の中にも、異なる表現があることがわかります。
年数が短いという理由だけで、味が薄い、刺激が強いと決めつけることはできません。年数はあくまで商品を知るための情報の一つとして扱いましょう。
比較するときは、情報の種類を分ける
公式が説明する特徴、数値で確認できる仕様、筆者自身の実飲評価を分けると、判断の根拠が見えやすくなります。このページは公式説明の比較であり、ブラインドテイスティングや飲み比べ体験の記録ではありません。
気になる銘柄を比較リストに追加し、まずは価格、年数、種類を並べてみてください。筆者の実飲評価が蓄積されたあとには、7項目のチャートでも比較できます。
